車高が低くてフロアジャッキが入らないクルマの場合、スロープ(厚手の板で代用可)を置き、そこに乗り上げれば高さを確保できる。ただし、厚みのある板だとタイヤで踏んだときに跳ね上がってボディを傷つけてしまうことがあるので注意! そんなときは、片側をナナメにカットしておくと安心だ。 |
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車種によって形状に多少の差はあるけど、左右のロアアームをつなぐように配置されている“メンバー”の中心部が基本的なジャッキアップポイント(フロントの場合)だ。間違っても、エンジン下のオイルパンにジャッキをかけないように! |
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ちなみにFR車のリヤジャッキアップポイントは、特に指定がないかぎり“デフケース”と思っていい。ただし、デフケースの後ろ側の銀色の部分はカバーだからジャッキを掛けてはダメ。手で示している範囲のデフケース本体部にジャッキを掛けよう。 |
スロープの上に乗っかり、ジャッキアップポイントも把握した。さて、いよいよジャッキをクルマの下に潜り込ませジャッキアップ! と思ったら、今度はフロアジャッキのレバーを上下させるだけの高さがナイという問題が発生。 |
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そんなときは車載のパンタジャッキをサイドシル下のジャッキアップポイントにセットし、ボディサイドを持ち上げる。こうすることでフロアジャッキのレバーを上下させるクリアランスが確保できるようになる。 |
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フロアジャッキの皿部分がジャッキアップポイントからはずれないかを確認しながらレバーを上下。この手の小さなフロアジャッキの場合でも、ほぼ最高位まで持ちあげればリジットラックがかけられる高さまではあがる。 |