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毎年11月の上旬にアメリカのラスベガス(ネバダ州)で開催される、アフターマーケットのビッグイベント、それがSEMA SHOW!! いったいどんなショーなのかというと、アメ車用のパーツがメインだけど、人気のインポート系パーツやチューニングカーも多数展示されるんだ。他にもタイヤやオーディオなど、そのカテゴリーはかなり幅広い。ただ、日本のオートサロンとはちがうのは、一般公開されていないってトコロ。じつは、業者オンリーのイベントで会期の4日間ではすべて見ることができないくらい出展社が多く、会場サイズもとにかくデカイのひとこと!! てなわけで、ブログでお馴染みアメリカ在住のフリーカメラマンYASと、放浪メカニックの中荒井さんが無謀にも(!?)レポートしてきたから、最新のJDM事情をCHECK IT OUT! ちなみに、ふたりとも書くことはあまり得意じゃないので、細かいことは気にしないでちょうだい。 |
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発売から間もないニューシビッククーペを、テインUSAがフルカスタム。エンジンはUS では定番のボルトオンターボで武装し、ボディも55mmぶりぶりのワイドボディでバッチリ決めている。ダンパーは新製品の「Mono FLEX」を装着していたぞ。 | ||||
ボールベアリングタービンを装着したエンジンはまだテスト段階。燃調系はアメリカではポピュラーなAMEで制御し、RC550のインジェクターを使用している。 | ||||
米国トヨタが販売しているブランド“サイオン”。日本でいうとこのbBやistなんかを販売しているチャンネルだ。そのなかに、日本では販売されていないTCというクーぺが存在するのは知っているかな? 今のところ、チューニングパーツなどは少ないけど、これからが期待できそうなチューニングベースマシンだ。 | |||
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日本では2006年の東京オートサロン後に販売される予定の、スーパーチャージャーキットをパワーエンタープライズがセマショーで先行リリース。ロータリーとスーパーチャージャーのマッチングってすごく気になるし、比較的手頃な価格設定なので、RX-8オーナーは要チェックだ。 | ||||
ノーマルエンジンにボルトオンで、300ps以上のパワー設定になっている。アメリカでの価格は、インタークーラーなどの周辺パーツを含めて$4000〜とのこと。 | ||||
毎年、新型車用のターボやスーパーチャージャーキットなどをリリースするGReddy。今年は発売ホヤホヤのエクリプスで挑む。2世代前までのエクリプスにはランサーと同じ4G63エンジンが搭載されていたけど、現行モデルは3.8リットルのV6 MIVECを搭載しているんだ。 | |||
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ふだんは病院で働く個人オーナーさんの車。マジョーラとかいろんな色のFD3Sを見てきたけどこいつはスゲー。メッキではなくペイントなんだけど、角度によって黒っぽく見えるのがポイントだ。古いクルマでも新鮮に感じるね。 | フロントバンパー&フェンダー、そしてボンネットをカーボン化したNSXも個人オーナー車両。NSXはアメリカでも人気が高く、いろいろなチューニング&ドレスアップパーツが販売されているんだ。 | |||||
そんじょそこいらのフレイムスとは迫力がちがう、ACTというクラッチメーカーのG35。日本ではV35だけど、USでは爺さん号‥‥ではなくG35という型式で、街中でもよく見かけるJDMマシンだ。 | USで大人気のカーボンパーツメーカーがSEIBON。このRPS13はボンネット、ドア、リヤハッチなどが、カーボンケブラーに交換されていた。ケブラー色に合わせたボディカラーもカッコイイね。 | |||||
ホンダのブースにあったニューシビックSI ステルスは、ホンダチューンで有名なSKUNKが制作。エンジンはピストン、コンロッド、カムなど、すべてSKUNKのオリジナル品でフルチューン状態。ちなみに、このマシンはタイムアタック仕様になっている。 |
クラッチメーカーのエクセディが展示していたアメ車のドリ車。D1 USA でもおなじみのフォード・マスタングと、ボンティアックGTOだ。こっちでは、マスタングの人気が高くチューニングパーツやエアロなども豊富にそろっているんだ。ちなみに意外かもしれないけど、エクセディはアメ車用のクラッチも販売してるんだよ。 |
会場内のいたるところに展示されていたのがダッジ・チャージャー。その中で、いちばん目立っていたのが、このオレンジ色のマシンだ! 何がすごいって、ホントは4ドアなのに2ドアにカスタムしちゃってるところ。映画“デュークス オブ ハザード”のペイントもかっちょええ〜。 |
ヘルメット用のサポートが付いたフルバケって座ったことある? サーキット走行時は横Gをしっかりサポートしてくれるからホント楽チンだよね。ところが、ふだんの街乗りでは横がほとんど見えないし、バックするときなんか最悪‥‥。そこで、ヘルメットのサポート部分だけ取りはずせるようにしたのがこのフルバケ。これなら街乗りでもサーキットでも使い勝手がよさそうでしょ。 |
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普通の機械式のサーモスタットは、温度が上がってくると少しずつ開いて水温を安定させようとするんだけど、決して反応が早くないから厳密に水温管理するのは不可能。特に発熱量の大きなチューニングエンジンでは水温が上がったり下がったりする症状(ハンチング)が起きやすい。コイツはそのサーモスタットを電気的に動かすことで、完全な水温管理ができてしまうという超スグレモノ。正直、オイラはその場で売ってくれ! とたのんでしまったほどだ。 |
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エキマニの熱を遮断するサーモバンテージや耐熱布。ほとんどの物は白か黄土色っぽい色をしているけど、これは見てのとおりとってもカラフル! これなら熱対策と同時に、エンジンルームのドレスアップにも一役買ってくれること間違いなしだね。 |
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チューニングを進めていくと、フューエルポンプの交換や追加は必ずおこなう。でっ、ポンプを交換すると気になるのがポンプの音。全開で走っているときならともかく、アイドリング中なんかだと、うるさいんだよね。このFPCはポンプの電圧をエンジン回転によって制御してくれる。つまり、アイドリング中などポンプの負荷が軽いときは、ポンプへの供給電圧を減らしてゆっくり動かすから音が静かになるんだ。しかも、ポンプの高回転によるガソリン温度の上昇も抑えてくれるから、パーコレーションの防止にもなるんだ。 |
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子制御でショックの減衰力を調整できるパーツはすでにあるけど、こいつはさらにに1歩も2歩も上を行くパーツだ。なんせ、減衰ダイヤルでまわすような決められた調整だけでなく、仕様変更ともいえるほどの細かな調整までできてしまうんだ。しかも、走行中のショックのデータを集めて解析することまでできるというからオドロキ! まさに自分だけのスペシャルダンパーを作ることができるってワケ。スゴイと思わない? |
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エンジンチューンしていくと、場合によってはブレーキが効かなくなることがある。これはハイカムを入れることで負圧が発生しなくなり、ブレーキのマスターバックが機能しなくなったため。そこで、電気式のポンプを使って強制的に負圧を発生させてマスターバックを正常に動かすためのアイテムがコレ。負圧の発生しないディーゼルエンジンなんかには最初から付いているけど、チューニングエンジン用ってのが新しいね。 |