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POWER ENTERPRISE CAMCON H From OPTION[2006.07] |
可変バルブタイミングを自在にコントロール | |
現行ホンダ車の大半に搭載されているi-VTECシステム。コイツは、特定の回転域でカムが低速側と高速側に切り替わる2段階の可変カム機構『VTEC』にくわえ、エンジン回転数や負荷などに応じて、バルブタイミングを連続的に可変させる機構をドッキングしたシステムだ。 そんなi-VTECを自在にコントロールすることができる、世界初の電子パーツがついに登場した。開発したのは、以前トヨタVVT-iをコントロールできるカムコンCC-101を世に送り出したパワーエンタープライズだ。 「CC-101でもVTECポイントの変更はできるけど、i-VTECコントロールは不可能なんです。そのウィークポイントともいえるぶぶんを補うために開発したんですよ」とは開発の後藤サン。商品名の『H』はホンダをしめすそうで、つまりこのカムコンHはホンダ車専用のモデルというワケなのである。 |
操作方法および基本性能はCC-101と変わらない。2000〜9000rpmの領域で500rpmごとに、進角/遅角とも最大20度までのバルタイ調整が可能なうえ、VTECポイントの切り替えも100rpmきざみで変更することができる。 もちろんCC-101で好評だった、500rpmごとに1%きざみでプラス20〜マイナス10%の燃調補正ができるという付加機能も、そのまま受けつがれているゾ。 ちなみに「ほしいけど、セッティングなんてしたことないし超デンジャラス!」と嘆くチューニング初心者のために、パワーエンタープライズは自社ホームページ上で、主要車種のサンプルセッティングデータを公開している。それを参考にチューナー気分でセッティングを楽しんでみてはどうかな? |
寸法は横88mm×縦24.2mm×奥行き84mmで、1/4DINサイズとなる。デザインもシンプルだから、どんなホンダ車にもマッチするハズだ。 | カムコンHの装着には純正ECUから7つの各種信号を取る必要があるんだけど、製品には車種ごとの純正ECU配線図が付属するから、がんばればDIY装着も可能だ。 | |||
モード解説 | |
i-VTECセッティングモード
写真は2000rpm時に、ノーマルのバルタイに対して5度進角しているという状態だ。バルタイ角度は±20度の範囲で調整可能なんだけど、入力した数値は即反映されるため注意が必要だ。つっても電源オフにすればノーマル値になるし、たとえ間違った値を入力したとしても「±10度までの調整なら壊れることはないです」とのこと。 |
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燃調セッティングモード
i-VTECセッティングモードから、POWERボタンを1秒間ほど長押しすると『燃調セッティングモード』に切り替わる。写真は2500rpm(2の左下にあるドットが500rpmを表す記号)時に、3%増量されていることをしめしている。うまく補正していけば、バルタイとの相乗効果によって大幅なパワーアップもねらえる。 |
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VTECポイント切り替えモード
燃調セッティングモードの状態から、さらにPOWERボタンを1秒間ほど長押しすると、VTEC作動ポイントの切り替えを行うモードが現れる。んで『5500rpmでVTECを低速側から高速側に切り替える』と設定したばあいの表示画面がコレ。ちなみにこのモードは、カムコンCC-101にも搭載されている機能だ。 |
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OPTオムそばの私的インプレ
カムコンHだけでココまで変わるとは!!
フルノーマルのアコードユーロR(CL7)にカムコンHだけを装着して簡易的にセッティング(VTECポイントはノーマルのまま)を取ったときのデータがコレ。ノーマルの出力が220.3ps/24.1kgmなのに対して、カムコンH装着時は227.9ps/24.7kgmと、大幅にパワーアップしちゃってる。「エアクリやマフラーを装着すれば、もっとパワーアップできますよ!」とは後藤サン。う〜む、カムコンHおそるベシ。ちなみに、このときのセッティングデータはホームページにも公開されてるから、CL7オーナーはゼヒともチェックしてみてね! |
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問い合わせ:パワーエンタープライズ 0545-52-0123 http://www.power-enterprise.co.jp |