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トヨタ ブレイドマスター From JDM-OPTION [2007.11]
気になる新型車の実力チェック!
試乗レポート
トヨタ
ブレイドマスター
TOYOTA BLADE MASTER
SPECFICATIONS
エンジン:V6 3.5リッターDOHC24バルブ
(206kW[280ps]/6200rpm)
(344N・m[35.1kg・m]/4700rpm)
駆動方式:FF
トランスミッション:6AT
全長×全幅×全高:4260mm×1760mm×1515mm
車両重量:1480kg
価格:323.4万円(マスターG)

あくまでジェントルに、そしてさりげなく速い
TOYOTA公式サイト
ムービーレポート
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コンパクトなボディに280psの3.5Lエンジンを搭載
 今回紹介する「ブレイドマスター」は、優等生的なイメージのトヨタとしては珍しいモデルだ。だって、コンパクトカーなのにエンジンは3.5LのV6。スペックだけを見ると、まるでじゃじゃ馬ホットハッチみたいじゃない?
 エンジンはひと昔前までの国産車最大パワーの280psで、コンパクトFF車としては世界最強のスペック。このブレイドマスターがいったいどんな走りをするのか、クルマ好きとしては気になるところだよね。
 そもそもブレイドは、ちょっと大きめのエンジンを積んだハッチバックだ。トヨタにはオーリスというモデルがあり、ブレイドのボディはそのオーリスと共通。ボディは全長4260mm×全幅1760mmと、今ドキにしてはコンパクトで、海外ではカローラのハッチバックとして発売しているものだ。
 そんなオーリスが1.5Lと1.8Lの直4エンジンを搭載しているのに対し、ブレイドは標準モデルでも2.4Lとやや大きめのエンジンを搭載。そしてこの「ブレイドマスター」では、さらに大きな3.5LのV6エンジンを搭載しているのが最大の特徴だ。
 「小さな車体に大きなエンジン」というのはエボリューションモデルの定番だけど、実は、トヨタとしてはこのブレイドマスターがはじめて。排気量にして、もっともベーシックな仕様(1.5L)の倍以上。パワーでいえば2.5倍の実力を持つ、突然変異種の登場は、トヨタの歴史においても軽く事件といっていいだろうね。
 世界を見ると、アルファロメオ・アルファ147GTA(250ps)やフォルクスワーゲン・ゴルフR32(250ps)、マツダ・マツダスピードアクセラ(264ps)など、ハイパワーなホットハッチが流行中。そのなかでも、ブレイドマスターの280psという最高出力はそのクラスをリードしているのだ。つまりブレイドマスターは、今もっとも高い動力性能を持つホットハッチといえる。
 ちなみにブレイドマスターには「マスター(277万2000円)」と「マスターG(323万4000円)」が用意されていて、今回の試乗車は上級仕様の「マスターG」。マスターに対してマスターGは、プリクラッシュセーフティシステム&レーダークルーズコントロール、電動調整式のレザーシート、起毛ファブリックのルーフ内張り、左右独立温度調整式フルオートエアコン、オーディオのインダッシュ6連奏CDチェンジャーなどが追加されている。
エンジンは、エスティマやマークXジオにも搭載している2GR-FE。シリンダーブロックはアルミ製で、バルブ挟み角を25.6度と狭くしコンパクトな燃焼室を成立させている。吸排気ともに連続可変タイミング機構(VVT-i)を採用。 トランスミッションは、標準のブレイドがCVTを採用するのに対してブレイドマスターは6速ATを組み合わせている。Dレンジから右側に倒すとシーケンシャルモードに入り、シフトレバーを前後に倒してシフトアップ、ダウンが操作可能。
立体的なセンターコンソールが特徴の、運転席まわり。メーターまわりなどインパネ形状の一部は、ボディを共用するオーリスとも異なる専用設計だ。サイド&カーテンシールドエアバッグも標準装備。 ホイールは、標準車よりも1インチ径が大きくマスター専用。エッジの効いた5本スポークだ。タイヤサイズは前後225/45R17で、試乗車にはポテンザのフラッグシップモデルであるRE050Aが装着されていた。
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