TRUST From OPTION2 TOP > 特集 > 新定番マフラー対決テスト > TRUST
Silent | Power | パワーCHECK!! | 音量CHECK!! | LINE UP |
TRUST

見た目は似てても中身がちがう!!

こだわりチタンマフラーを徹底比較 諸事情によりノーマルでの計測はできなかったけど、ランエボがカタログスペックで280psってのは、みんなも知ってのとおり。それだけに、純正マフラーとはいえ排気効率を重視した設計のハズ。これを大幅に軽量化しつつ、いったいどれだけパワーアップ&消音できるのか?トラストの腕の見せどころだ。
Silent PowerExtremeTi
Power PowerExtremeTi-R
軽さと強度の限界といえる1mm厚のチタンを採用!
マフラーの素材といえば、オールステンレスっていうのが従来の主流。しかし、ここ数年はチタンモデルが台頭してきた。とにかく軽いし、独特の乾いた音もグッド。虹色に輝くテールパイプも人気の秘密だろうね。いっぽうで、「チタンは割れやすい」なんてウワサが囁かれていたのも事実。そのかたさゆえに加工がむずかしいチタン素材は、溶接時に部分的な硬化が起こりやすく、強度が安定しにくかったんだ。特に、溶接環境が不安定な、格安モデルにはそんなトラブルが多かったようすだ。その点、安心して装着できるのが、トラストのチタンマフラー。これをひと目見たら、あまりに美しいTig溶接に驚くはず。なんでもチタンをシッカリと結合させるにはこの技術が不可欠とのことで、トラストのフルチタンは、しっかりとシールドされた環境でのTig溶接で仕上げられている。これにより、その軽さにも磨きがかかった! というのも、Tig溶接で強度が確保できたおかげで、パイピングをギリギリまで薄くできるようになったからだ。パワーエクストリームTi&Ti-Rでは、もはや限界という1mm厚のチタンを採用。さらにつり下げフックやフランジまでも、軽さを意識した作りになっているのだ。そうした細かい積み重ねもあって、ランエボ用の場合、その重さはなんと純正マフラーの1/3(5.3kg)。これは17インチの純正ホイール2本ぶんを軽量化できるということだ。純正からチタンに交換しただけで、そんなにダイエットできちゃうというのだからスゴイでしょ! 価格は10万円級と、決して手軽とはいかないけど、性能面でのメリットやチタンならではの満足感ははかりしれないぞ。というわけで、ここでは静音モデル代表のパワーエクストリームTiと、ハイパワー狙いのTi-Rを徹底比較。さて、キミならどっちのチタンを選ぶ?
Silent PowerExtremeTi

パワーエクストリーム・ティーアイ

価 格:9万9750円〜20万4750円

仕 様:オールチタン 保安基準適合
レーシーな砲弾サイレンサーながら車検対応を実現した静音マフラー
伝統のトラストマフラーの新世代を担うモデルとして開発されたパワーエクストリームTiは、性能を落とすことなく消音に成功したモデル。パイプ径を適度に絞りこみ、さらにサブサイレンサーを設けることで音量をおさえつつ、パワーアップを実現したっていうのがミソだ。その軽さもハンパじゃなく、コーナリングやブレーキングなど、走りの面でも大きなアドバンテージとなるよ。
こちらも曲げ最小限にした真っ直ぐなレイアウトで、メインパイプは70φと、Ti-Rより少し細めのサイズとなっている。また音量をおさえるため、途中でサブサイレンサーが設けられているのもTiならではの特徴といえる。メインサイレンサーは砲弾型のストレート構造で、テールエンドはTi-Rと同じく115φの大口径サイズなのだ。 サブサイレンサー付き
消音のために設置されたサブサイレンサーは小ぶりとはいえ、あなどれない効果を発揮。あて板で補強されているから、強度も文句なしだ。また、これらの溶接あとが美しいのも、細部までシッカリと作るトラストのこだわり!
フランジだって軽量化
パイピングを接続するフランジも軽さを意識した作りで、2.5mm厚のステンレスをプレス成形したものを採用。これはTig溶接により、パイピングとシッカリ固定されているので、割れてしまう心配もなし。末永く愛用できる。
 
○ このページの先頭へ
排気効率のよさもハンパじゃない究極のストリートスペック登場!
とことん性能を追求したトラストの最高峰モデル。パワーエクストリームTiをベースに、パイプ径やサイレンサー構造などをリファイン。さらなるパワーアップを目指したってのが特徴だ。それだけに見た目はTiとそっくりだけど、排気音はチョット大きめ。付属するインナーサイレンサーを入れた状態で、保安基準適合となる。テールには焼き入れ処理が施され、虹色に光り輝くってのも魅力のひとつだ。
いかにも抜けそうって感じするでしょ?そう、このTiは、排気の抵抗になる余分なものは、すべてなくしたシンプルなレイアウト。パイピングは極力、曲げをゆるやかにした造りになっているんだ。また、サイレンサー内部までフルストレート化。さらにメインパイプを大口径タイプとし、フルタービン仕様にも対応できるマフラーに仕上げているよ。 車検時も安心!
付属品のインナーサイレンサーを入れれば、保安基準値の音量をクリアできるので、車検も問題なし。また、ふつうの溶接の2倍以上は手間がかかるというTig溶接にも注目してもらいたい。なんと、そのすべてが手作業というのだ。
軽さに輪をかけた!?
軽さを重視した差し込みタイプのジョイントを採用。これによりシャコタン時のクリアランスの確保にも貢献しているぞ。また、取り付けステーにステンレス製の中空タイプが使用されるなど、いたるところが軽量化されている!
 
○ このページの先頭へ
対戦結果
パワーCHECK!!
メインパイプが太くなると

パワーが出るってのを実証!
音量CHECK!!
同じ砲弾型でもちがいはハッキリ

10dBもの差が出たのだ!
両者の大きなちがいはメインパイプ。Ti-Rが80φなのに対して、Tiは70φ。その10φがパワーにどう影響するかが見ものだった。その差は7ps。Tiにはサブサイレンサーが付いているから単純比較できないかもしれないけど、この結果を見る限り、やはりターボ車ではメインパイプは太いほど有利ってことなんだろうね。でもクルマによっては(とくにNAでは)、パイプが太すぎると抜けすぎて、低回転域のトルクがなくなってしまうケースもあるので要注意だぞ。
グラフを拡大する
音量を大きく左右するメインサイレンサー。どちらも砲弾型なので、そこまで大きなちがいはでないだろうってのがOPT2の予想だった。しかしフタを開けてみたらビックリ。なんとアイドリング時&近接排気騒音ともに10dBもの差が付いちゃったんだ。Tiはまさしく純正マフラー顔負けって感じの静かさ。でも、ひとたび走り出せばチタンマフラーならではの乾いたサウンドが楽しめた。でもってTi-Rはというと、それなりの音量だったけど、音質がいいからか決してうるさいって感じるほどではなかったぞ。

パワーエクストリームTi-R パワーエクストリームTi

インナーサイレンサー付き インナーサイレンサーなし インナーサイレンサーなし

アイドリング時 74dB	83dB 77dB

近接排気騒音 93dB 103dB	92dB
○ このページの先頭へ
  トラストマフラー プチカタログ  
サイレントフォース

レボリューション
静音系!

価 格 : 価格:5万4600円〜7万8750円

仕 様 : ○オールステンレス ○保安基準適合
街中でもストレスなく乗れる静かさと、パワーの両立を目指したトラストの最新作がこちら。音量はもちろん、音質までにこだわり、車内のこもり音を解消するため、サイレンサーの内部構造にもこだわっているよ。
サイレントフォース
静音系!

価 格 : 4万950円〜10万2900円

仕 様 : ○オールステンレス ○保安基準適合
こちらも静かめ狙いのモデル。SUS304オールステンの採用により、よりエレガントなルックスに仕上がっているのが特徴だ。サイレンサーの位置を上にオフセットし、じゅうぶんな最低地上高を確保しているのだ。
パワーエクストリーム?
パワー重視! 価 格 : 3万6750円〜12万600円 仕 様 : ○セミステンレス○保安基準適合
ストリートで使える範囲内でのパワー&トルクを追求したマフラーで、小ぶりな砲弾型サイレンサーが特徴。高回転のみならず、低〜中回転域でのトルクアップをも目指した作り。サーキットでもポテンシャルを発揮する。
MXマフラー
定番モデル!

価 格 : 3万9900円〜11万250円

仕 様 : ○セミステンレス○保安基準適合
パワーや音量、音質など、すべてのバランスを考えて設計されたスタンダードモデル。サイレンサーはステンレス製のオーバルタイプで、もちろん車検対応!豊富なラインナップをそろえているってのも強み。
問い合わせ:トラスト 0479-77-3000 http://www.trust-power.com/ ○ このページの先頭へ