TOP > web マガジン > 特集 バックナンバー > 東京モーターショー2005 |
|
|||
ターボエンジンを搭載したスポーツカーがほとんどなくなり、さびしくなっている市場に、おもいっきり活を入れてくれるマシンが登場!! 遂にベールを脱いだ新型GT-Rプロトは、以前発表されたGT-Rプロトよりも現実的なデザインと、量産を意識した雰囲気を随所に盛り込んだカタチが見てとれる。 R32、33、34と続いたGT-Rとの大きなちがいは“スカイライン”という枠を飛び出している点。スカイラインをベースにしたトップグレードという位置づけではなく、速さを追求した専用ボディになっている。 カルロス・ゴーン氏が2007年に市販化すると公言しているだけに、おそらくデザインはほぼこのままだろう。それに、バンパーやサイドステップ、リヤアンダースポイラーの部分に見えるカーボン素材も、プロトモデルだけじゃなく市販モデルに採用されるにちがいない。噂では、ドライカーボンパーツを製造する専用ラインが、すでに稼働しているらしいしね。 残念ながら、今回もエンジンや駆動方式についてのコメントはいっさいなかったけれど、ボンネット上の左右の膨らみとインテークダクト、左右4本出しマフラーなどからV型エンジンであることはほぼ確実。予想では、間違いなくツインターボと確信した。 大きい開口部に巨大なインタークーラーという、伝統的なデザインを継承していない点はちょっと残念だけど、新しいGT-Rプロトの顔は、迫力満点で文句なしにカッコイイと思う。 そしてGT-Rのキモと言ってもいい、誰もが気になる4WDのアテーサシステム。まだ4WDなのか2WDなのか公表されてないけれど、GT-Rプロトが前後に異なるタイヤ幅を装着していることから、FRなのかな‥‥とも見て取れる。 でも、4WDの進化こそ頂点であるGT-Rの証。だれもが驚くハイテクで4WDで、圧倒的なパフォーマンスを披露してくれることを期待して、2007年の発売を待とう。 |
||
グリルの奥に見えるのは、縦ではなく横に流れるアルミ製のコア。インタークーラーなのか、サイドフローのラジエターなのか、はたまたエアコンのコンデンサーなのか?? ここには大型のインタークーラーを是非とも装着してもらいたいね。 | BNR34では、ボディ下面に装着されたカーボンディフューザーも、こちらではリヤアンダーと一体型となって、さらに空力に優れた形状になってそう。ボディ下面がフルフラットになれば、さらに効果は倍増しそうだ。 | |||||
タイヤはフロント255/40-20、リヤ285/35-20サイズのポテンザRE070を履く。前後同サイズが、R32以降のアテーサ4WDシステムを搭載したGT-Rの定番だっただけに、サイズのちがいは気になるところ。奥に見える巨大なキャリパーも含めて、強烈な走りを予感させる。 | マフラーテールは、かなり太い左右4本出しタイプ。マークXのような、バンパー埋め込みタイプが新型車のトレンドになりつつある中、積極的にマフラー交換ができそうなデザインになっているあたりは、さすがはGT-R。テールだけじゃなく奥まで太いのが最高だ。 | |||||
F1で培った技術をフィードバックして完成した、プレミアム2シータースポーツがレクサスLF-A。トヨタは“スポーツ”という単語をなかなか使用しないメーカーだけに、かなり本気で作り込まれているはずだ。 エンジンはF1譲りのV10で、排気量は公表されていない。噂では、5リッターくらいで500psを発揮するということだけど、早く詳細が知りたいところ。 注目なのは、このテのマシンにありがちな安易なミッドシップレイアウトを採用しなかったこと。前後バランスを考えていな い、カッコだけのリヤミッドではなく、じつはフロントにエンジンをマウントしている。そう、こんなスタイルなのにFR(もしくは4WD)なんだ。 もちろん、ラジエターなどの冷却系はリヤにレイアウト。これによりフロントの開口部が少ないデザインと、絶妙の前後重量バランスを達成している。 走りの性能に関しては謎な部分だけど、ワイドボディのスーパーカーではなく、非常にコンパクトにまとまっていることから、世界でもトップクラスの運動性能を秘めている可能性はじゅうぶんに考えられる。はやく市販してほしいモデルだ。 |
下面をフラットにした空力重視のボディと、センターのマフラーがレーシーな雰囲気。なぜ3本なの? という疑問はあるけど、斬新なデザインに注目だ。全開走行でどんなサウンドになるか気になるところ。 | まるでF1のようなLF-A用のV10エンジン。驚くほどコンパクトに仕上がっているうえに、10連スロットルと等長エキマニまで標準装備という、見るからにハイスペックな仕上がり。写真では見えないけど、ツインプレートクラッチも付いていた。 | |||||
レクサスブランドのスペシャルマシンだけに、ステアリングやインパネにカーボンを使用し、内装はレザー仕上げ。シフトノブが見えないけど、単なるATではなくF1譲りのシーケンシャルミッションなんかが搭載されそうだ。 | |||||
ランエボで培った運動性能を凝縮し、最速のロードカーを目指したコンセプトカー。注目はスーパーAYC+ACDをさらに進化させた“S-AWC”というシステム。ブレーキ、アクセル、ステアリング、サスペンション、エンジン、ミッションなどを4WDシステムと連動させ制御するというすぐれもの。ドライバーが意のままに操れるように、コントロール性や安定性を今まで以上に高めてくれる。 このほか、オートマチックマニュアル6速ミッションや6ポットのブレンボなど数々の最新技術で、誰でも速く走れそうなクルマに仕上がっている。 メカニズム以外の部分でも、軽量なアルミのボディパネルや20インチホイールなど、スポーツ性能を高めるコダワリが随所に施されている。 そして、X=10代目のランエボというに相応しいのが、アルミブロックを採用した新開発エンジン。詳細なスペックは未公開だけど、インタークーラーターボのMIVECエンジンということなので、軽量化されて戦闘力がさらにアップした4G63といったところかな。 まだエボ9が発売されたばかりだけど、次世代モデルは、大幅に進化した究極のランエボが登場しそうな予感がするぞ。 |
運転に集中しやすいシンプルで機能的なブラックとアルミの内装。搭載されるミッションは、オートマチックマニュアル6速という、聞き慣れないタイプ。シフトノブやパドルシフトの雰囲気から、独自開発のシーケンシャルのような感じかな? | 後部座席でもスポーティな走りを楽しめるというコンセプトなので、後ろも本格的なフルバケットシート。前席のヘッドレスト裏に埋め込まれた後席用モニターには、ドライビングに関する情報が表示され、ドライバーだけじゃなく全員で情報が共有できる。 | |||||
20インチホイールに負けない大径ローターが大迫力。シルバーに輝くキャリパーはブレンボの6ポット。次期ランエボを随所に感じさせるクルマだけに、こういう部分は是非とも採用してもらいたい。 | |||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
東京モーターショー公式サイト http://www.tokyo-motorshow.com/ |
|