レクサス IS350 From JDM-OPTION [2006.12] | TOP > ムービーコンテンツ > 試乗レポート バックナンバー > レクサスIS350 > PART 4 |
SPECIAL REPORT TOM'S IS45 さらに完成度の高いインテリジェントスポーツセダンの登場 |
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サスペンションを純正から社外品に交換すると乗り心地が悪くなるというのは定説。ところがIS45で走り出してすぐにビックリした。乗り心地がノーマルよりいいのだ。 試乗した芦ノ湖スカイラインには「ゼブラ」と呼ばれるペイントで路面に凹凸を付けた場所があるんだけど、ここを走る際は凹凸を越える際の“アタリ”も、車体のフラットライド感もIS350のバージョンSよりずっと落ち着いていることに驚かされた。 紹介が遅れたがIS45というのは、TOM'Sがリリースするパーツを装着したIS350のコンプリートマシンのこと。このIS45のエンジンには、ルーツ式のコンプレッサー(スーパーチャージャー)キットが装着され、なんと358psのパワーと49.8kg-mのトルクを発生する。また、エアクリーナーやマフラー、サスペンションはおなじみ「Advox」、そしてボディを補強する強化ブレースやLSD、19インチホイールやスタイリングパーツなどがセットされている。 318psのノーマルですら速いのに358psともなれば“とても速い”のは想像がつくと思うけれど、その出力がアクセル操作に敏感に反応するコンプレッサーによるものだからだ。アクセルを踏んだ瞬間に起こる急激なトルクの立ち上がりは「荒々しい」という表現がふさわしいほど。それでいてフィーリング的に不利なコンプレッサーを装着しているにもかかわらず、高回転まで気持ちよくまわる感覚はノーマルに対して少しも劣っていないのだからさすがだ。 |
サスペンションの「Advox」はノーマルより乗り心地がいいだけでなく、ノーマルよりもコーナリング中に車体をフラットに保ってくれるのでより姿勢が安定する。S字の切り返しなどで無駄な動きが減って挙動がシャープになっているのは、ブレース装着によるボディ剛性アップが効いているのだろう。 と、ほめてばっかりのレポートになってしまったけど、IS45が本当によくできているんだから仕方ない。レクサスIS350はクルマとしての完成度が高く、ノーマルとは思えないほどの速さと安定感でワインディングを楽しむことができる。しかし、IS45はさらにその上をいっているというのが偽らざる結論だ。バランスを崩さずにここまでISを仕上げたTOM'Sは、本当にいい仕事をした。 IS350にトムスのパーツを組んだら、鬼に金棒ということだ。 |
IS45とは、コンプレッサーキットの装着により「4.5リッターエンジン相当の出力を備えたIS」という意味。コンプリートカーではなく部品単位での販売だが、マッチングに優れきわめて高い完成度を持つ。 | スタリングパーツセット(フロントスポイラー、サイドステップ、リヤアンダースポイラーの3点で未塗11万5500円/塗装済17万3250円)は控えめな形状だが、装着によりISの印象は大きく変わる。 | |||
ルーツ式コンプレッサーユニット(105万円)の装着により、パワーは6400rpmで358ps、トルクは4600rpmで49.8kg-mを発生。専用のエンジンカバーも用意している(5万2500円)。 | 「Advox(アドヴォクス)」ダンパーユニットには標準タイプ(35万7000円)とスポーツ(27万900円)があるが、デモカーはスポーツをチョイス。ブレーキパッドもTOM'S製の「パフォーマ」に交換している。 | |||
マフラーは「バレル」(14万7000円)に交換。スポーティなルックスのディフューザー形状になったリヤアンダースポイラー(6万900円)は、バレルのテールパイプにあわせた形状になっている。 | バージョンSよりも1インチアップの、19インチタイヤ(F:225/35、R:255/35)をチョイス。銘柄はミシュラン・パイロットスポーツだ。組み合わせているホイールは、シャープなデザインのTOM'S「VP-8」。 |
トムス 03-3704-6191 http://www.tomsracing.co.jp/index2.html | ||