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日産 フェアレディZ バージョンST From JDM-OPTION [2007.02]
気になる新型車の実力チェック! 試乗レポート
日産 フェアレディZ バージョンST PART2
NISSAN FAIRLADY Z Version-ST
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エンジン以外の変更点はごくわずか
 さっそくスタートしてエンジンをブンまわしたい気分だが、エンジン以外の変更点もチェックしておこう。
 LED化しているテールランプやLEDの飾りが付いたヘッドランプはデビュー当初の初期モデルとはちがうデザインだけど、実は今回のマイナーチェンジではなく前回のマイナーチェンジでの変更点。外観の変更点はボンネットフードのデザイン変わったことくらいで、中央部が膨らんだ(おかげでわずかだが前方視界を狭めることにもなった)のが識別ポイントだ。
 中央が膨らんだのはエンジンの改良によりヘッド頂上の位置が高くなったことによるものだけど、日産のプレスリリースによると「S30フェアレディZを彷彿とさせるデザイン」とのこと。これはマイチェン前のZにも流用できそうなポイントだ。
  また、試乗車のボディカラー「プレミアムパッショネイトオレンジ」のほか、ダークブルーパールとブレードシルバーメタリックも今回追加された新色。プレミアムパッショネイトオレンジは、今までのオレンジより明るい印象でゴージャス感の薄まりと引き換えに派手さと軽快感を手に入れている。
 アクティブヘッドレストを採用しヘッドレストを大型化したこと、DVDナビゲーションの機能が向上したこと、タイヤの銘柄がポテンザRE040からRE050Aになったのも07モデルとしての進化である。
 こうやって変更点をあげてみて再認識するのは、07モデルのポイントはエンジンに尽きるということ。その他に関しては、はっきりいってオマケ的な変更だ。
VQ35HRエンジンを搭載するにあたって、VQ35DEエンジンに比べてエンジンヘッドの位置が高くなった影響もあり、2007年モデルはボンネットの形状が変更になった。 ボンネットのデザインは初代フェアレディZのS30を彷彿とさせるデザイン。2007年モデルのZを識別する、外観上の唯一のデザイン変更ポイントでもある。
後ろからの衝撃が加わった際の首への衝撃を和らげるアクティブヘッドレストを新採用し、ヘッドレストがひとまわり大きくなった。といっても、いわれなければわからない。 インテリアでS30のイメージを継承しているのは、インパネの3連メーター。左から、電圧計、油圧計、そして車両の情報を表示するインフォメーションディスプレイが並ぶ。
コーナリング中に足を支える、センターコンソール脇のニーパッドも標準装備。本格スポーツ走行派にとっての実用アイテムであるとともに、スポーツカーらしい演出だ。 タイヤサイズに変更はないが、銘柄はポテンザRE040からRE050Aに変更された。ちなみに、走り仕様のバージョンニスモはRE-01を履いている。
トランスミッションは6MT(5ATも選べる)。ショートストローク&剛性感あるタッチで、操ることにスポースカーらしさを感じるフィーリングだ。ちなみにゲトラグ製ではない。    
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