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日産 フェアレディZ バージョンニスモ From JDM-OPTION [2007.04] |
ムービーレポート |
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オーテックジャパンが開発を担当したディーラーで買えるニスモ仕様 |
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このあいだ、本気になるとすぐに制限速度の2.5倍くらいスピードが出るほど速いけどファミリーカーのようなスタイルのクルマに乗っている知り合いがなげいていた。高速道路で存在感がなさすぎて"前のクルマがどいてくれない"って。 そんなクルマのオーナーにしてみれば、フェアレディZバージョンニスモの外観はうらやましいにちがいない。フェアレディZ自体が目立つっていうのに、こんな派手なエアロを組んじゃったんだから確信犯もいいところ。乗るひとだって、レーシングスーツを着るくらいの覚悟が欲しいくらい‥‥っていうのは冗談だけど、下手な社外エアロよりも目立つエクステリアだ(ただ、おまわりさんにも目を付けられやすいので、公道はあくまで安全運転で)。 ニスモというのはもちろん、日産のモータースポーツシーンには欠かせないレーシングチームであり、G.T.LSDやカッパーミックスでおなじみの、あのニスモ。だけどいつもとちょっとちがうのは、このバージョンニスモは、普通にディーラーで買えるカタログモデルの新車だってことだ。近所の日産ディーラーに行ってフェアレディZのカタログをもらってくればしっかりと記載されているし、そのままディーラーでオーダーして買うことができる。つまり、ノーマル車。こんなエアロを付けたクルマをディーラーで売っているんだから、JDM-OPTION的にも注目の1台だ。 |
とはいえ、ノーマルなのに「ニスモ」って、ちょっと不思議な気分。気になるのは、どのあたりがニスモなのよ?ってことだけど、まずは外観のエアロパーツ、そしてボディ補強まで含めたサスペンションの味付け、内装のコーディネートがノーマルと大きくちがう部分だ。 それから忘れちゃいけないのが、成り立ち。バージョンニスモは、「日産自動車」と「ニスモ」が企画し、「オーテックジャパン」が開発を担当し生産の最終仕上げも担当しているクルマなのだ。 日産のミニバン系の「ライダー」シリーズなど、ドレスアップ系モデルのイメージが強いオーテックジャパンだけど、GT選手権のエンジンサプライヤーだったりと、実は走り系にも強い会社なのだ。 |
エンジンはVQ35HRで、ニスモ製マフラー以外はフルノーマル。ストラットタワーバーは、ニスモではない「普通のZ」にも備わっているが、ストラットとラジエターコアサポートを繋いでいる補強バーはバージョンニスモ専用装備だ。 | エンジン関係の唯一の変更点が、専用マフラー。リヤバンパーと一体になり床下を流れる空気の整流効果を高めるよう、サイレンサーの形状がつくられている。音量はノーマルとほぼ変わらず、音質はノーマルより高音だ。 | |||
内装の素材など仕立てが異なるが、基本的な造形は標準Zと変わらない。専用のシート表皮などで本来Zが持つスポーティさに上質さが加わっているが、あくまでストリート仕様なのでスパルタンな印象はない。 | タイヤは、バージョンニスモ以外のモデルが履くRE050Aではなく、同じポテンザでもよりスポーティなRE-01R。フロントは245/40R18、リヤには275/35R19という特大サイズだ。幅広タイヤを収めるため、フェンダーにはモールを追加してある。 |