「1/4mile(402.33m)をいかに速く走り抜けるか」これがドラッグレース。実車では、例えばノーマルの1600cc・NAエンジン搭載車では16秒台前後。3000ccクラスのターボ車だと13秒台前後というタイムになる。これをベースにドラッグに特化したチューニング&セッティングをしていけば、1600cc・NAでも13秒台、3000ccターボ車ならば9秒台に入れることも可能になってくる。静止状態から一気に放出される大パワーを、いかにトラクション(推進力)につなげるかがポイントで、駆動系の強化やサスペンションのセットアップにはドラッグ仕様ならではのノウハウを取り入れないと好タイムは望めない。シンプルな競技だけど、じつはものすごく奥が深いカテゴリーなのだ。